神奈川県にある大平台温泉について紹介しましょう。箱根山のほぼ中腹に位置し、早川の渓谷に面した湯坂山麓の台地にあります。浅間山の大蛇伝説の名残りが残るこの辺は、戦国時代からの古い村落で、箱根細工の名産地として知られていた場所でもあります。昭和24年に温泉を掘り当てられてからは、箱根十七湯の一つとして人気を集めています。今でも里山の雰囲気の残り、保養・湯治向きの比較的リーズナブルで家庭的な雰囲気の宿が揃っている場所です。四季を通じて一年中多種多様な花が咲き乱れることでも定評があり、春のしだれ桜・初夏のアジサイは特に有名です。秋には紅葉も楽しめます。また、「姫の水」と呼ばれる名水の美味しさにも定評があります。美肌効果があり、小田原北条氏の姫君や豊臣秀吉が小田原攻めをした時に同行した女官たちが化粧水として使ったと言われています。紙コップ持参であることと、民家の敷地の中にあることに注意が必要です。大平台温泉には共同浴場である「姫之湯」がありますが、これは「姫の湯」同様の無色透明でキレイなお湯のお風呂です。八角形の浴室に丸い大理石の湯船があり、洒落たホテルのお風呂という感じです。中には広間や休憩室もありますよ。大平台温泉を訪れた際には、箱根を代表する観光スポットでもある大涌谷に行ってみてください。約3000年前に箱根の最高峰の神山が最後の水蒸気爆発をおこした爆裂火口で、一帯は荒涼たる景観です。酸性熱泥でゆでた名物「黒たまご」も食べてみてくださいね。